涙そうそう

数年ぶりの再会で美しく成長していた義理の妹と、一つ屋根の下で２人きりで暮らす兄、ってこれなんてエロゲ？・・・という発想をしてしまう自分が悲しいですよホントに。

いやでもイイです、長澤まさみ。超映画批評さんも彼女にはメロメロの模様ですが、こんな妹いたらたまらんですよ。そりゃ「にーにー」もがんばっちゃうですよ。にーにーこと妻夫木くんも、ホントに好青年で優しい兄ちゃんを演じてる。主演２人の魅力に、観客は男でも女でも満足しちゃう作品ですよ。
ま、お話的にはさしたるドラマもなく淡々と・・・、と思ってたら何この急展開。なんか変な咳しだしたと思ったら、あれよあれよという間に変な方向へ。えぇーこんなお涙頂戴路線なの〜？とか、ちょっと引き気味になっちゃったんだけど、ずるいよあの演出は。手紙に、ばぁばの言葉に、Beginの楽曲。そしてシメは「涙そうそう」。なんかねー、ベタで見え見えの演出なんだけど、それをコンボで出されると、ここ最近決壊しまくりのオイラの涙腺はもう耐えれません。ほんと、よわよわです、最近。
そんなわけで、まんまと思惑通りにやられたわけですが、ま、悪い気はしません。良い映画でした。

私的評価：★★★☆

でもオイラとしては、台風以降無理矢理盛り上げずに、「みゆき」的なハッピーエンドへ軟着陸、ってのもありかと思ったんだけどな〜。