ワイルドスピード X3 TOKYO DRIFT

これはいったいドコの東京ナノデスカ?
Fast & The Furious-tokyo
やーっはっは、たのしいね、いろんな意味で。ホントに色々な意味で。
まずはアメリカ人から見た日本という設定。やっぱりまだ謎で怪しいアジアンテイストだけど、案外マシになってきたんじゃなかろうか。新宿の町並みやパチンコや消費者ローンのネオンなんか怪しげなきらびやかさで異国情緒たっぷり。カタカナのケンタッキーやマックの看板は、日本人が漢字やハングルのマックを見るような感じなのかな。
とはいえ、一歩裏の世界に踏み込むとそこは、これまでのワイルドスピードと変わらない。大音量の音楽とエロエロでセクシーなおねぇちゃんと、やたらコテコテなエアロとパーツで武装したチューンドカーの群れ。一体日本のどこを探せばこんな世界があるんだよ!と突っ込もうと思ったけど、一昔前はどこぞの駅前なんか結構こんな状態だったかもしれない(もっとも車種はヤンキーセダンやSUV、1BOXだけども)。けっこう正確に日本の描写してるのかもしれないな・・・。
次に、おいらは、やっぱりこのシリーズはどうしても車に目が行ってしまう。ヴェルサイドのエアロはやっぱガラ悪いよなー、とか、このタイヤのトレッドパターンはプロクセスか?とか(と思ってたらTOYOタイヤ協賛だったのね)、ランエボならそこはグリップのが早いだろ!などなど。やー、OptionかHotVersionか、っての。それだけでもオイラにとっては楽しめてしまう。
そして日本人ゲスト。妻夫木クンはほんとにちょい役なクセして何その特別扱いは。上履きネタで引っ張る柴田理恵はけっこーいい味かも。でもそれより、眼鏡の古典の先生が気になるなぁ。そしてやっぱり出てるのねドリキン。いい味っちやーいい味だけど、埠頭で釣りしてる横でドリフト練習されても涼しい顔してるおっさんなんてあなた以外ありえません。
そんなわけで、お話はてんで理解不能で★くらいな作品でしたが、楽しみどころは人それぞれということですかね。


私的評価:★★★


それにしても、君ら車壊しすぎ!