新型Evo＆STi

試乗してきました〜。
それぞれ新型になり、従来のガチンコ勝負とはちょっと方向が変わってきたかな？

MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X

新型となり、ワンランク上のギャランと基本を同一にし、車重もサイズもこれまでより大型化。従来どおりの機能的スポーツ路線も踏襲し、さまざまな電子デバイスで武装しつつ、遮音性や乗り心地といった方向にも気を配りプレミアムセダンとしての一面も見せる。従来の路線をキープしつつ、より大人になった、ってとこかな。
実際、うちのエボ８さんと比べ、音も静かで、路面とのあたりもマイルド。ビルシュタインの威力ですかね。
試乗車はSSTではなく、ごく普通の５ＭＴ。１速の発進も、ギアの入りも、ブレーキ時のトゥヒルでのシフトダウンも、普通に楽チンに出来る。６速に比べ確かに段数は少ないけど、そもそもピンポイントのトルクバンドを拾いながらいそいそとシフトチェンジするより、ぶっといトルクでぐあーんと行くような車なので５速でも実用十分なのかも。高速巡航時の燃費と騒音がどうかはわかんないけど。
街中の試乗ではエンジンのポテンシャルやら新デバイスS-ASCの威力なんぞ全く分かりませんが、単なるじゃじゃ馬ではなくなった事はひとまず分かりました。
顔つきもだいぶ変わったけど、でもやっぱり、ランエボ！って十二分に主張してる。コレはあり、だな。

SUBARU IMPREZA WRX STi

一方こっちは、セダンから５ドアハッチバックへの転進。それでいて車内の居住性なんぞは従来以上のスペースを確保してるとか。実際後ろに座っても狭くない。ランサーに比べ4,50kg軽く、20馬力パワーがあるということなので、スポーツ性能としてはこっちのが上、ってことになるのかな？昔から低速トルクが弱点だったインプだけども、こいつはランサーに比べても、発進時に気を使うとか低速が難しいとか、そういうネガな部分は感じられない。
こっちも乗り心地等の部分も自信アリらしく、試乗コースもちょっと舗装が荒れた路面を選んだりもしてたが、なるほど、なかなかに押さえてる。振動や直進性なんかも気を使うなんて事が少ない。昔乗ったSTiはもっととんがってた印象があったけど、街中で使う分にはいい意味で丸くなった。こっちも大人になったってことかな。
デザインは・・・。うーん、後ろはいかつくてなかなか良いんだけどなぁ。ＨＢも嫌いじゃないし、横からは結構コンパクトでいい感じなんだけど、どうにもフロントマスクが…。カルディナやらカローラやらとダブって見えてしまうのは俺だけですかねぇ？
スバリストさんたちはこれで納得してるのかな？

そんなわけで…

これまでのガチンコ対決から、ボディ形状も変わり、それぞれの方向性が多少異なってきたかもだけど、「スポーツ性能を高めつつ、快適性も向上させる」という方針はどちらも一緒。オモチャ的な楽しさは相対的に薄まり、スポーツだけじゃない、トータルでの質が向上してきたようです。
お値段も、GT-Rなんかに比べたらまだ身近。とはいえ、400万。機能・性能的に考えれば決して高くないのは理解できるけど、でも、やっぱ高いよ…。
エボ８に乗り換えてまだ半年だし、これらを買うことはまずないけど、おいらが選ぶとしたら、外見の好みで、やっぱエボかな。
インプはきっと近いうちに顔つき変えてくるんじゃないかな？