ナイロビの蜂

The Constant Gardener
どうも映画館ではお気楽極楽な映画ばっかリ見てる気がするので、たまには社会派な作品をチョイス。


あらすじと解説はこちらに詳しくあるのでご紹介(ただしネタばれです)

まどぎわ通信さん 映画「ナイロビの蜂
http://d.hatena.ne.jp/madogiwa2/20060508


うーん、ここ最近、頭を使わない、派手な映画ばっかり見てたせいか、静かで控えめなこの映画の展開にちょっとどう対応していいものか困惑気味。でも、決して退屈という訳ではなく、静かだけれど重厚なメッセージが、湿った真綿のようにずっしりと迫ってくる。題材としてはよくある内容とはいえ、金、利潤、権力、貧困、正義、信念・・・、と、考えさせられる。また妻を理解できていなかった主人公が、気づいたら妻と同じ事を叫んでたりする変遷の様子も、なかなか上手い。たまにはこう、腰を落ち着けてみる作品もいいかも。
でもやはり慣れないせいか、まだまだ理解不足。主人公は何で、何をしにあそこにいったのか?あの結末は彼が望んだものだったのか。
どちらかといえば、本でじっくりと腰を据えて読んだほうが面白いかもしれないと思わせる作品でした。


私的評価:★★★