プラネテス

プラネテス 9 [DVD]

プラネテス 1 [DVD]

プラネテス 1 [DVD]

 
 NHK教育で深夜再放送してたアニメ「プラネテス」が本日最終回でした。
 おいらは、正月休みになんか総集編のようなものを偶然見て、それから気になって、1話からまとめ見しました。


 お話の詳細ははてなの説明を参照してもらう(上の絵をクリックしてください)として、まず題材が面白いと感じた。「スペース・デブリ」。宇宙開発が進むにあたって避けては通れない問題らしい。実際現在でもその監視は始めているとか。
 ガンダムみたく宇宙空間でドンパチやって破壊しまくっていれば、衛星軌道なんてきっとすぐゴミだめになって宇宙船はゴミの雨をかいくぐり被弾しながら航行することになるんだろうな。


 そうそう、ちょうどタイミングよく今朝の朝日新聞デブリ問題が載ってました。もうかなり身近な問題なのかも知れませんね→http://www.asahi.com/science/update/0123/001.html


 そんな問題のデブリを、この物語ではひとつひとつ人力で回収するという。なんだか途方もないお話だ。ハイテクなんだかローテクなんだか。
 宇宙開発という花形にいながら、やってることは地味で、日々同じことの繰り返し。そんな宇宙のゴミ回収者「デブリ屋」達のお話をベースに、国家間の経済格差や、紛争、テロ、人の内面に広がる内宇宙、はては男女の恋愛や、宴会役係長と窓際課長の悲哀(?)なんかがごちゃまぜに織り成されてます。


 最後まで見た感想として、なんだかオチが弱かったり、緩急のバランスが微妙かなぁとか思えるけども、全体を通して、絵もシナリオも丁寧に作られた作品だと思います。あと、宇宙空間や月面での描写をはじめとしたSF設定が結構こってて楽しめました。

 
 むっちゃオススメ!ってほどプッシュするわけでもないけど、まぁ悪くない、秀作って感じでした。
 なんだかんだいいながらも久々にはまったアニメです。興味あれば、一度見てみてください。