ジョニー・イングリッシュ
第4弾〜。
Mr.Beanでおなじみ、ローワン・アトキンソン主演の、英国流スパイ・コメディ。かっこいいはずのジャケットですら、この締まりのなさ! この映画のすべてを物語ってます。
英国流スパイコメディといえば、やはり「オースティン・パワーズ (*1)」。アレを「陽のコメディ」とすれば こっちは「陰のコメディ」(なんのこっちゃ)。 イッセー尾形にちかい、かも??
よくあるおばかなコメディって、コメディというよりパロディで、元ネタを知らないと十分には堪能できない感じだけど、これはそんなことないです。とはいっても英国スパイなので、やっぱり007のコメディなのですが、パクってるのは、スパイってのはかっこよくてスタイリッシュで女にもてるんだ!という理想像だけ。そこにMr.ビーンが紛れ込んでくる。それだけでもう十分コントです。
ただやっぱ、Mr.ビーンと比べると(映画版じゃないよ。TV版ね)、少し切れ味が足りない気がする。この人の芸はやっぱ、深夜のもーろーとした頭で、短編で見てこそ光るのかなーと思ったしだいです。でも、こういうまったりとしたおバカなのも、だいすき。
べたべたな映画です。「オースティン・パワーズ」や、「裸の銃を持つ男 (*2)」にお金払っても惜しくない人には、オススメ。(そんな人は、もうとっくに見てるかな?)
私的評価:★★★☆(3.2) Mr.ビーン、映画館で見ちゃった人ですから。えぇ(TT