インサイド・マン

なかなかにシブい、噛み応えのある映画でした。
Inside Man
以前に映画館で予告編見たときには、ふーん、くらいな印象だったんだけど、いつもの超映画批評さんが結構高評価だったので、ちょっと気になって見てきました。
いかにもハリウッド的なドンパチもなければ、知的犯罪と言ってもオーシャンズ11のような派手さもない。けども、役者さんみなさんがなかなかに渋揃いで、見ごたえありました。ある程度は予想できてたとはいえ、人質脱出状況もインパクトあるし、最後のオチを見せられたときには、ちょっとやられました。それまでのシーンにヒントはぽちぽちあったのに、全然気づかなかったのが悔しい!
小ネタも色々はいってるんだけども、これもまた渋い。アラブ風な風貌なだけで警察に大騒ぎされたり、子供のゲームの内容に説教たれたり。黒人の扱われ方もネタにしちゃってるし。
犯人の動機や、それぞれの人物の動きなど、映画見ながらだとちょっと分かりづらかったんだけども、よくよく考えてみるとなんとなーくみえてきたりして、ほーうと唸ってしまいます。
まぁそんな感じで、いかにも通好みしそうな映画でした。ちょっとオイラには背伸びした感もあったけども、ま、なかなかに面白かったです。


私的評価:★★★☆


でも、刑事の彼女が出るたびにいかにもムーディーなセクシー音楽が流れるのも、アレもひょっとして、ネタ??