宇宙戦争
やー、なかなか目を離す事のできない、緊張しまくりの展開でした。
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2005/11/09
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でもでも、我先にとにげまどい、車に群がり奪おうとする群衆。良かれと思ってる行いが迷惑になってることに気づかないおばさん。娘を守るためにならどんなことでもしようと決意するトムさん。若い、というか青臭い正義感と使命感に逆らえない兄ちゃんに、それを止める事のできないトムさん。と、パニックドラマとして、人物の描写がなかなかによくできてます。
とまぁ、ヒューマンドラマとしてはけっこういい作品だけども、肝心のSFとしての設定、特にオチが、なぁ・・・。
ちょっとネタばれ入るので以下注意ですが、オイラ常々、宇宙人が本気になって攻めて来たら、まだ満足に地球脱出さえできない地球人なんか絶対なすすべなく敗北すると思うのです。某インデペンデンス・デイみたく、さくっと作った即席コンピュータウイルスにシステムダウンさせられるなんてことはありえないし、ましてや100万年前から地球のことを人知れず観察してきた輩なら、地球人ごときに遅れをとるわけないと思うんですよ。もちろん地上に降りてくるなら自分達にとって有害なものがあるかどうかなんて真っ先に調べないわけないじゃないですか。
それに、自ら帝王とか帝国とか名乗って宇宙制覇するのだー!とか言う頭のヤバイ宇宙人ならともかく、広大な宇宙を旅するような高度な科学力や組織力をもった集団が、有無を言わさず皆殺しだーなんてそんな非文化的・非論理的な行動とる訳ないと信じたいのですよ。
そんなわけで、何の前触れもなく地球人をただただ殺すような宇宙人の描写はいいかげんどうにかならないかなぁと思う次第であります。この映画でも、宇宙人の動機みたいな描写はほとんど省略されてたけども、なにか思うところがあったのかなぁ・・・。
ま、SFとしてはいまいちだけども、パニックドラマとしてはそれなりに面白かったです。
私的評価:★★★
ダコタ・ファニング(お嬢ちゃん)の恐怖してる顔は、ほんとに恐怖してて見てるほうが恐怖ですよ(変な日本語)。