戦国自衛隊1549

うむ、なかなかに豪快なB級映画でした。

戦国自衛隊1549 通常版 [DVD]

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とりあえず、タイムワープの設定が思いっきり強引。しかも、初回は偶発的な事故としてありえるかもしれないけど(?)、似たような条件(あくまでも「似たような」ってだけ)がそろえば、行き先も揺り返しも全く同じように起こると信じて疑わずに作戦を計画してしまう。すごすぎです。
江口洋介のびみょーな演技も手伝って、開始5分でやば〜い空気がもうもうと立ち込めてきてたんだけれど、ちょっとそんな流れを変えたのが、Yシャツ着た武士。なんだこのむちゃっぷりは。それから斉藤道三、そして濃姫が出てきたあたりからもうなんだか突き抜けけ出してきました。
そこからなんやかんやありぃので、主人公達は歴史を修復しようとがんばる訳ですが、現地人殺しまくってるし、ジッポーやら防弾チョッキやら、果ては機関銃から装甲車まで、オーバーテクノロジーを次々と与えまくってるし、歴史を直すふりしてぶち壊し放題。これで元の未来に収束するほうが不思議です。
それにラストシーン、タイムワープ後にヘリが平然と飛び続けてるのには誰も文句つけなかったんだろうか? 明らかにおかしいぞ??
まぁそんなわけで、詳細そっちのけでド派手に暴れまわるあたり、ある意味ハリウッド映画に通じるものがあるかもしれない。突っ込みだしたらそれこそきりがないけど、純粋に戦いのシーンなんかは派手で見ごたえもあり(それと同等以上につっこみもあるけど)、ま、いろんな意味で面白い映画でした。


私的評価:★★★


柴田勝家はあの後一体どうなってしまったんだろうか、それが一番気になります・・・。