シュレック2

相変わらずのワルノリ映画。のっけからロード・オブ・ザ・リングやらスパイダーマンやら、ディズニーのお話やらシャンプーのCM(髪サラサラ!)やらパロディーしたい放題。お下品なネタやレオナ姫の激ツヨっぷりも健在。超イケメンなプリティ王子もキモイし。好き放題やってるな〜。
とはいえもちろん、ちゃんと映画として抜かりない。映像のクオリティも、もう文句つけようがない感じ。ドンキー(ロバ)のクリクリとした顔、表情。アメリカンアニメ的オーバーアクションで、エディ・マーフィーのノリノリな声とあわせて、ものすごい存在感を出してます。CGってのはもう映画で特別視するまでもない、ごく当たり前の技術となってるけれども、それでも、さすがドリームワークスと言わざるを得ない完成度です。
バー「毒リンゴ」のオカマちゃんママといい、妖精オバチャンのクラブシーンといい(歌はHEROだし!)、マシュマロマンならぬクッキーマンも出てくるし、もう至る所でサービス精神満載。後はやっぱりネコ。アントニオ・バンデラス。惚れますわ〜。
日本語吹き替えも結構楽しい。浜ちゃん&藤原紀香のコンビも前作ほど違和感ないし、ネコさんは期待に違わず渋いし、と思ったら竹中直人なのね。それにやっぱりドンキーの山寺宏一。もう、さすがだね。
まぁ正直、ストーリーも演出も主題も、前作で語ったことをもう一度繰り返してるような内容なので、新鮮味やどぎついインパクトなんかは少々薄れちゃったかもしれないけど、でもやっぱりこういうノリの映画は大好きなオイラでした。


私的評価:★★★★


でも、いくら「惚れたのは中身」だとしても、美男美女か怪物かを選べるとしたら、美男美女を選ばないか?ふつー