コラテラル

コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

なかなかオサレな、スカした感じの映画でした。
トム・クルーズ演じる殺し屋と、彼を乗せてしまったがために事件にいやおう無く巻き込まれるさえないタクシードライバーのお話。まぁ文章で書くとそれくらいで済んじゃう。
始まった直後の、女検事と主役のドライバーとのやり取りが、なんだかオトナでオサレな感じ。また、殺し屋が出てきてからの、タクシー内での軽妙なやりとり、ジャズバーでの会話など、いろんなところにオトナでオサレ感が漂ってます。・・・ちょっと狙いすな気がしないでもないけど、こういうのが似合っちゃうんだね〜、トム・クルーズ。グレーで短髪にしてなかなか悪っぽいのもかっちょいい。
そんなトムさんも今回は悪役。まぁ悪役らしい最後を迎えるわけですが、この辺のシーンでも、オトナ感、哀愁漂います。ここまでくるとちょっと狙いすぎてあざとい気がしないでもない。
そんな感じで、ちょっと演出が過ぎて鼻に付くけれども、さえない運ちゃんが一念発起、がんばって殺し屋に立ち向かっていく様子はなかなか手に汗握ります。トムのお説教にぐさっと来てたおいらにはなおさらです。
まぁそんなわけで、よくありそうな犯罪映画ではありますが、ちょっとしたセンスと主役2人の魅力が光る映画でした。

私的評価：★★★☆