アナザーコード(NDS)

アナザーコード 2つの記憶

アナザーコード 2つの記憶

タッチペンを使ったゲームを他にもやりたかったので、中古屋さんで買ってくる。
「触れる推理小説」と謳うこのゲーム、果たしてどれほどか・・・。


やっぱりタッチペンの入力はそれだけで快適で楽しいですな(目新しいだけかもしれないけど)。
たとえば画面上のある点を調べるとき。従来だと十字キーでカーソルを移動させ、調べたい位置でボタン、という手順。カーソルの動きが遅いとイライラするし、速いと今度は微妙な位置あわせに手間取りまたもやイライラ。これがタッチペンだと、思いの場所を1発で「どーん」と指定できる。けっこう爽快。また選択肢を選ぶ際も、十字キーなんぞ使わずに選びたい答えをダイレクトに「びしっ!」と指し示せる。実に爽快。・・・、ま、たいしたこと無いけどね。
そのほかにもマイクや2つ折り画面を生かしたトリックもあり、NDSというハードを上手いこと生かしてる。
ただ、それらNDS独特のトリックが、シナリオに上手いこと融合していない。
このゲーム、思うに、NDS独自の操作系によるトリックと、それを解いて奥へ進む主人公、というコンセプトが前提としてあり、その間に小説チックなお話を置いていったというように見えてしまう。ストーリー自体もまぁそれなりに面白かったけれども、お話と、舞台とトリックがなんだかちぐはぐ。まぁそんなこともあり、推理小説アドベンチャーゲームとしてみると少々物足りなさを感じてしまいました。読み物としてのボリューム軽めだし。


とはいえやっぱりこの操作系は結構魅力的。このやり方で逆転裁判弟切草なんかを出してくれると実に楽しいと思うんだけどなぁ。