LANCER EVOLUTION IX 試乗

Yone2005-06-16

この前の裁判所の帰り、さくっと判決が下ったので、うろうろと買い物などしながら帰る途中、ふと何気なく見た三菱のディーラーにナンバー付きのランエボ9が止まっているのに気づく。
あそこにおいてある車が納車用ということはないよなぁと考えながら、ふらふらっと立ち寄ってみる。
「あのエボ9、試乗できるんですか?」
「あ!できますよ! 準備しますので少々お待ちください!」
対応してくれた営業さん、なんだか必要以上にスマイリー。スマイリーすぎて顔引きつってるように見えなくもない。ちょっと怖いぞ^^;
そんなわけで思いもかけず試乗できました。


いや、はえーのなんの。


昼間の街中だし営業さん隣に乗ってるし5000回転以上まわしませんって宣誓書にサインしてるし、ムチャな運転は当然してないけども、当然ながら、ロードスターとはまっっっっったく違うこの加速感。さすがに2000回転以下での低速走行なんてのは厳しそうだったけれども、2500からの加速は、もう、お話にならない。気持ち多めにアクセル踏み込んだだけで体はシートに押し付けられ、あっという間に5000回転を超える勢い。
また、意外や意外、結構快適。試乗したのは中間グレードのGT、それからサスを標準のビルシュタインから三菱純正にダウングレードした車だったんだけども、それでも下品に硬いだけという印象派全くなし。かといってヤワヤワなはずも無く、頼りがいもありなおかつファミリーカーとしても十二分に通用しそう。エンジンの振動も非常に滑らか。がさつな上に強化ブッシュで縛り付けてるうちのロードスターとは大違い。
もちろん普通の300万円クラスのセダン(マークXレガシィあたりかな?)と比べたら快適性がいいはずは無いけれども、決して不快という方向ではない、と思う。少なくともドライバー視点では。そしてそれを補って余りある走行性能!
もちろんこの車の真価を体験するにはサーキットにでも持ち込まないととても無理(持ち込んだところでおいらには無理)だけども、ちょこっとの街中試乗だけども、シフトのフィール、クラッチやステアの重さ、ヒールトゥで苦も無くローに入るミッション。歩道の段差くらいではミシリとも言わないボディなどなど・・・、凄い車なんだぞという片鱗を覗かせつつ、でも決してタイムアタックだけのハードな車じゃないんだぞというところを感じさせてくれました。




そして、試乗が終わって自分の車に乗ったときの感覚の、非常に安っぽく頼りないことといったら・・・。ぺなぺななクラッチ、よれよれなボディ、回らないエンジン・・・。
うー、うらやましくなんて無いもん(;´д⊂)


三菱自動車 ランサーエボリューションIX
  http://www.mitsubishi-motors.co.jp/EVO/index.html