アンドリューNDR114


 なるほどね。「A.I.」見た人が「アンドリュー」のが良かったって言うの、よ〜く分かります。


 AIはやっぱりプログラムされた愛、って感じがどうしても拭えなかったんだけども、こっちはちゃんとアンドリューの成長と変遷が見て取れてほほえましいです。リュック背負って自分探し(同類探し)の旅にも出ちゃうし。雪山ではちゃんと防寒着着てるし。お前はあ〜る君か。
アンドリューのが、人間への憧憬・愛情、自分への疑問にゆれる様が素直に描かれていて、好感持てます。
 とはいえ、アンドリューが生まれて200年もたってるのに他のロボットがほとんど出てきてないのが疑問っちゃー疑問。パソコンですら進化の波には5年も耐えれないのに。このお話の世界では、アンドリュー後、ロボット反対派に押されて普及しなかったのかな?でもその割には他の皆さんアンドリューに対して無反応だし・・・。
 どうにも、ジャケットの写真が珍妙で、これまで見る気をそいできた作品でしたが、なかなかの良作です。シチュエーションとしてはやっぱ野郎ドモと暑苦しく見るのではなくて、カップルや夫婦で静かに見るとなお良いではないでしょうか。
ま、小ネタも楽しいし、一人で見ても寂しくなんかないもん(;´д⊂)


私的評価:★★★★


おいら的にはガラテアさんにメロメロです。