華氏911

会社帰りに映画館レイトショーへ。見たい作品は3,4コあったんだけど、後でレンタルで見たんじゃ意味ないよなぁと言うことで、「華氏911」をチョイス。 1ヶ月ぐらいやってるし、魅力的な映画他にいろいろあるから、ひょっとしたら貸し切り状態か!?と思ったら そんなことない、案外 人いました。金曜夜だしね。
表面的に言わんとしてることは簡単で、「戦争いくない」、「ブッシュ君わがまま」の2点。 でも、政財の絡みや身内の権力なんてのはどこの国にもあるだろう事だし、イラクを敵にでっち上げ因縁つけるように戦争吹っかけてる事は周知の事実なんで、ことさら新しい話もなかったけど、日本のニュースではまず流れないようなイラクの戦争状態の絵はちとショックだったなぁ。民衆の反米感情はハンパじゃないし、イラクを全滅させるくらいじゃないとアメリカの勝利ってありえないと、冗談ではなく思ってしまう。
音楽のチョイスがちょっとよかった。いかにも すがすがしい、自由な国をイメージさせるような曲で、皮肉としてばっちり。 戦車でヘビメタ聴いてるぜ、って言う兵士のあとでは、銃撃戦のバックにホントにヘビメタ載せちゃうし。
監督自ら「ブッシュの再選を阻止するため」と宣言しちゃてる(と何かで読んだ気がする)けど、そういわれちゃうと天邪鬼なおいらは、思惑通りに流されてたまるか、と距離を置いちゃう。いかんですな。映画はもっと素直に見たいとこですね。
取材と皮肉と突っ込みで批判するのかと思いきや、心情と涙に走っちゃったのも、どうもなぁ・・・。
まぁ、政治や世界情勢にテンで疎い、日本人のおいらには、これを「面白かった!」と言えるほど理解できませんでした。大統領選挙の結果が出るまでこの映画は完結しないしね。


私的評価:★☆(1.5) ま、楽しみに見に行ったわけじゃないし、こんなもんかな。


DVD発売の際には、特典オーディオコメンタリーにぜひブッシュさんをお願いしたい。