WATARIDORI

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映画公開時に気にはなってたんだけど、気づいたら終わっちゃってショボーンとしてて、そしてきづいたらいつの間にかDVDでてたので、いまさらながら買って見てみた。
うーん、美しいです。鳥たちの懸命に飛ぶ姿と、眼下に広がる都会、村、大自然のパノラマと。うう、おいらのつたない言葉ではどうしてもチープになってしまう。
ガンの群れの中からの映像はさながら「ニルスの不思議な旅」です。そう思うと、ニルスのガンの姿はとても詳しくリアルに描かれてたなぁと関心しきりです。あのアニメもよくできてます。
この映画、鳥たちの自然に飛ぶ姿をそのまま撮る！ってのを掲げてて（当然CGなんかではない！！）、鳥たちと一緒に、群れの一員として飛んでるような映像は とってもすごいんだけど、これには当然シカケがあるわけで、そこを明かした特典映像が またよいです。スタッフたちの苦労に脱帽です。
自然界の生き物のお話には避けては通れない「弱肉強食」な世界や、自然モノには対になって現れる「環境問題」も、やっぱり出てきます。ただ、下手にナレーションつけて「自然は大切なんだよ！生命は尊いんだよ！！」なんてあからさまにしてないのがいいです。ただ淡々と事実を映す。そんくらいでも十分に意図は伝わります。（それでも環境問題についてはちょっとあざといなぁと思っちゃうおいらはひねくれ者だろうか？）

たまにTVでチャンネル変えてる時に、NHKの「生き物地球大紀行」（いまは「地球!ふしぎ大自然」らしい）なんかで手が止まっちゃって見とれちゃうことがあるヒトは、必見です。うーー、でっかいスクリーンで見たかったなぁ、残念。

しかし「WATARIDORI」ってローマ字で書くのはどうかと思うなぁ・・・。

追記：人にってはこう受け取れるかも。ま、確かにそのとおりだけどね〜。
http://movie.maeda-y.com/movie/00014.htm