ハッピーフィート

なんか、このかわいさの奥に潜む不気味が心に残って、重い気分にさせられてしまいました。
ハッピーフィート
基本的にお話はこの動画に代表されるような、かわいいっ!っていうお子様も楽しめる映画でした。
http://video.google.com/videoplay?docid=-3943626289901958106
http://video.google.com/videoplay?docid=-4279336882475700428
主役の歌えないペンギンマンブルは、歌の代わりに魂のダンスを踊る事が出来、その影響を恐れたペンギンの長老達から追放されてしまう。その後色々なことに巻き込まれるも、最後はちゃんちゃんでハッピーエンドになるんだけども、一歩ずれたらものすごくダークな終わり方になってしまう、そんな不気味さがどうしても拭い去れませんでした。
ひとつはその特異性(それは生まれついての障害と捕らえられかねない)のために追放されてしまう所。そしてもうひとつは人間の目から見た動物というものの扱い。これらが非常に重くのしかかってくる。
決して、そんな重さがこの映画の主題ではないとは思うし、お話は逆転ハッピーエンドに向かうので、形としては救われて終わることになる。でも、もしそうならなかったら・・・、と思ってしまう。
と、見た目は非常に無邪気な映画だし、歌やダンスは最高に楽しかったけど、そんな無邪気さの奥に潜むものがどうにも怖く思えてしまう、なんともどう捕らえていいのか難しい映画でした。


私的評価:★★★★


こんな暗い方向にばっかり目が行っちゃうのはうがった見方ですかねぇ?