時をかける少女

時をかける少女 オリジナル・サウンドトラック
なんか、いたるところで評価高かったんですよ、この映画。
http://movie.maeda-y.com/movie/00760.htm とか
http://home.att.ne.jp/wind/madogiwa/index.htm とか、
http://www.asahi.com/culture/entertainment/dvd/news/TKY200607190529.html とか(朝日新聞は他のアニメ映画と比較した記事もあったんだけどなぁ http://www.kadokawa.co.jp/blog/tokikake/2006/07/post_63.php )。
Yahoo! Movieのユーザーレビューもどれも高評価だし。http://moviessearch.yahoo.co.jp/userreview/tyove/
そんなわけで、じわじわと気になり度が高くなってしまい、ちょっと遠くでしか公開してなかったけれども観てきました。ま、県内でやってるだけまだ近いほうだよね、愛知は。


ん、なかなかに、さわやかで甘酸っぱい青春映画、でした。
とりあえず、原作小説、そして原田知世の映画も未見だけども、お話としては繋がりあるようでないようで。まぁ知らなくても全然問題なしです。
出だしは結構アニメチックで(貞本義行デザインの主人公はどうしてもエヴァを連想させるし)、うーん、やっぱ所詮はオタアニメかなぁと不安になったけども、その主人公のまっすぐさ、天真爛漫さが、お話が進むにつれ非常に魅力的で見てて楽しい。ちょい不良と秀才クンとの仲良し3人組も、ちょっと気恥ずかしいけども、いいよなー青春って、とホノボノ思ってしまう。
「他人の恋には前向きで、自分の恋には後ろ向き」 それを地で行く主人公。そのもがきっぷり、あがきっぷりが痛快で、思わず応援したくなってしまう。本当に感情移入しやすい彼女なので、その彼女が泣くシーンでは一緒に泣きそうになってしまったりもして、本当にオレも単純だなぁと再認識。
内容、設定など、今の映像技術では十分実写でも再現可能だとは思います。でも、校舎、夕焼けの川原、真夏のグランドといった、記憶を呼び起こすような風景の描写。そしてダイナミックに走り、笑い、転がり、そして力いっぱい泣く主人公の魅力。これらはやっぱりアニメならではかな、と、改めてアニメも良いよな、と感じさせる作品でした。


私的評価:★★★★


それにしても、ホントに見事な「のび太泣き」でした。