ピンクパンサー

ピンクパンサー (文春文庫)
こういうドタバタコメディも結構好きです。吉本新喜劇ばりのドタバタなんだけども、すっとぼけたおっさん達はあくまでも大真面目。このへんの空気感がなかなか。ちゃんと縦列駐車ネタでもお約束を果たしてくれるし。しかもあれだけ広い車間に、あんなちっちゃなスマートでも。
でも、どたばたの詰め込み具合も腹八分目というか、おなかいっぱいまで行かないあたりのバランス感覚も上手い。オースティン・パワーズみたく下品にならないところも、心得てますね。
ジャン・レノ、真面目に演技するだけでコメディになるんだから楽チンだよなぁ。主役のおっちゃんは、サボテンブラザーズでも主役を勤めてたスティーブ・マーチン。芸達者ですねぇ。ま、とやかく言う作品ではないので、ゆるーい気持ちで見るが吉、です。


私的評価:★★★☆


やたらに長く引っ張るハンバーガーネタも含めて、いとおしいおバカ映画です。