ハリー・ポッターと炎のゴブレット

Harry Potter and the Goblet of Fire
やー、なんだか学園ラブコメと化したハリー・ポッターでした。学園モノといえば、欧米ではやっぱり学校主催のダンスパーティに女の子誘って出席するのだろうか?バック・トゥ・ザ・フューチャーでもそんなシチュエーションでしどろもどろな所あったよね。なかなか上手に誘えない、へたれなハリーたちの図はほのぼのと笑えるポイントなんだけど、オイラ的にはその後の展開も含め、人ごとに思えずなんだか居たたまれない。こんな風習のない日本でよかったよ(何に安心してるのやら)


さすがにサービス精神旺盛なこのシリーズ、見所わんさかです。みょーに手に力が入りながら見てました。2時間30分という長丁場だけれど、コレでもかコレでもかと詰め込んだ内容で、中だるみもする暇ないし。
でも、このシリーズ見てていつも思うのが、ハリー君、実は魔法下手なんじゃないか?ということ。いやまぁ設定上偉大な力を秘めた魔法使いということになってるけども、どうにも毎回、魔法を使うタイミングが悪すぎ。あえて自ら困難な状況に追い込まれようとしてるとしか思えないんだよね。まぁそのおかげでいやおうなく手に汗握らされてしまうんだけども。


もちろん、原作小説は第6部まで出ている本作品のこと、当然まだまだ続く訳だけれども、特にこの第4作は今後の展開への余韻を残してのエンディング。お話の演出的にはもちろんよくできてるんだけど、なんかこう、もうちょっとすっきりしてくれてもよかったんじゃないかなぁという印象でした。
スタッフロール最後のおまけもなかったし。
まぁ、そんなんいいながらも、よく出た冒険活劇であることは確かです。いきなりこれから見る人はいないと思うけど、これまでのシリーズを見てきた人には、お話もいよいよ深みが出てきて外せない作品となってます。正月中ずっと公開してるだろうから是非見に行くべき、な作品ですね。


私的評価:★★★★


あー、不満といえば、今回ハーマイオニー様のご活躍が少々足りないのでは?そこんとこ次回作には要改善!ですな。