Lovers

さて、気を取り直して、昨日見てきた「Lovers」について。

  • 鬼武者の「雪姫〜」でおなじみ(?)、いまいち日本語のかつぜつの良くない金城武。劇中はなんだかとってもはっきりとしゃべってましたよ。もっとも、広東語なぞ知らないので本当にかつぜついいのかはわかんないけど。
  • 「HERO」で極彩色の洪水を作った監督。今回も色であふれとります。最初の遊郭の色づかいはくらくらっときました。
  • アクションシーンは、HEROほど突き抜けちゃってはいません。かといってリアル路線であるはずがなく、突っ込みどころは満載です。突き抜け具合からHEROのが上だなぁ。
  • シナリオは、、、うーん、、、。

絵になるシーンはとっても綺麗で、かっこいいです。突っ込みどころは満載だけど。思うに監督、自分の取りたいシチュエーションをまず決めて、それが繋がるようにストーリーを作って行ったんじゃないだろうか?ってくらいストーリーには納得いかずです。HEROほど突き抜けてくれれば笑いながら突っ込みながら楽しめばいいけど、これは真面目に作ってるから、笑っていいのかどうなのか、なんだかびみょーなところ。ま、深く考えちゃいけない映画だと思います。少林サッカーくらいの感覚でどうぞ??


結論:男のシットはかっちょわるい。 
私的評価:★★(2)


追記;
改めて風呂入りながら考えていると、ストーリーもまんざら悪くない。おれも「謀」にまんまとひっかかってたし。突っ込みどころ満載(これは褒めコトバ)なのは置いといて、おいらの印象を悪くしてるのはすべて、ちょっとしまらない、なんだか拍子抜けな、ラストシーンのせいだと思う。盛り上げ方も悪くない(突っ込みどころ満載だけど)。3人それぞれの思惑が見事にすれ違う悲哀。ドラマとして、かなりいいんだけど・・・。
あれ、書いてるうちに、なんだか印象悪かったラストも、「ああ、こうするしかないのか」とも思えてきた。でもやっぱ、ちょっとしまらないよなぁ。ハリウッド映画見すぎ??

私的評価(改);★★☆(2.5)